カホン買取

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カホン（スペイン語で「箱」「小型のたんす」を意味します）とは、打楽器の一種で、この名前が示すとおり、中が空洞になった箱のような形をしています。木製のものがほとんどですが、繊維強化プラスチックでできたものもあります。発祥地はペルーとされることが多いものの、カホンはキューバでも長年にわたって用いられている楽器で、ペルーとキューバのどちらのカホンが古いのかははっきりしていません。いずれの地域についても、アフリカ系奴隷が手近にあった木箱やたんすをたたいてリズムを取るようになったのがこの楽器の始まりではないかと言われています。
通常は、側面のうち一つだけが打面となっていて、打面の反対側に穴が空いています。この穴は、内側で響いた音を外に逃すためにあります。打面は他の面に比べて薄くなっていて、裏側に弦や鈴が取り付けられている場合が多く、これによって特徴的な音が出ます。カホンは、楽器の上に座って手で直接たたいて演奏します。もともとは民族楽器だったカホンですが、1970年代にフラメンコに導入されて定着し、1990年代にはジャズやポップス、ロックといった多様な音楽に使われるようになりました。